14代仲哀天皇の御代、新羅国から数万の軍兵が攻めてきましたが、天皇は5万ほどの兵を従え、長門(山口県)でこれに応じます。

その中に、塵輪という身に翼を持ち自由自在に飛び回る悪鬼がおり、数えきれないほどの人民を殺しておりました。
天皇が高麻呂に監視を命じたところ、塵輪が黒雲に乗ってやって来たと奏上したので、天皇自ら天鹿児弓(あめのかごゆみ)、天羽々矢(あめのはばや)をもって高麻呂とともに、これを退治します。

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